75 歳を迎えられるみなさまへ
75 歳の誕生日を 2 週間後に控えたある日、あなたに役所から一通の手紙と一枚のカードが送られてきます .....
小○純○郎様
75 歳のお誕生日おめでとうございます。
小○純○郎様は、平成 20 年○月○日から後期高齢者医療制度の対象となります。つきましては、それまでお使いになられていた健康保険証は使えなくなりますので、代わりに同封しました後期高齢者医療証をお使いください。
ご注意
・まず、かかりつけの医療機関として総合医の診療所一カ所を決めてください。
・同封してある後期高齢者医療証の裏にお決めになられた診療所名をあらかじめお書きください。
・医療が必要になったときは、その医療機関へこの後期高齢者医療証を持って受診してください。
・かかりつけの診療所名が書かれていないものは無効です。千代田区区民生活部税務保険年金課
〒 102-8688 東京都千代田区九段南 1-2-1
電話 03-****-****
あなたは 75 歳になられる日から、それまで受けていた医療を受けることはできなくなります。
今まであなたは、「血圧はここ」、「パーキンソンはここ」、「目はここ」、「皮膚炎はここ」というように、それぞれ専門の医療機関に自由にかかることができました。
しかしこれからは、どんな病気であっても一人のかかりつけ医の医療を受けることになります。もう、あなたが自由に医療機関を選ぶことはできません。
また、あなたは残念ながら、いずれ最期のときを迎えなくてはなりません。そのときを、あなたはご自分の家で迎えなければなりません。
あなたが最期のときを過ごす場所がありますか ?
あなたの面倒を見てくれる家族はいますか ?
あなたのために、あなたの家族は会社を辞めたり自由に外出できなくなるでしょう。
今お話ししたことが、来年 4 月から現実になろうとしています。それが「後期高齢者医療制度」です。
75 歳の誕生日を 2 週間後にひかえたある日、あなたにこの制度にもとづく「医療証」が送られてきます。そしてそれまでの健康保険証は使えなくなります。
今まで国のために働いてきたあなたとあなたの家族の幸せを破壊し、あなたの命を「美しい国」に差し出せという、まさに現代の「赤紙」です。
..........
これを阻止する方法が一つだけあります。
それは 7 月 29 日の参議院選挙であなたとあなたのご家族が、「後期高齢者医療制度」に賛成している候補者に投票しないことです。
キーワード
医療崩壊、後期高齢者医療制度、美しい国、ソイレントグリーン
この記事は、近い将来起こりうる事態を予測したもので、現在の状態とは異なります。また将来がこのようになるとも限りません。
なお、原典の作者より、自由に改変、再配布してよいとおっしゃって頂いていますので、どうぞご利用ください。また、いくつかのブログに TB を送らせて頂きました。御礼お詫び申し上げます。
なお本エントリの最初の公開日は 2007.6.20 です。
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追記 ( 2007.6.23 )
参考リンク
後期高齢者医療制度
後期高齢者医療制度と広域連合
後期高齢者医療制度までの流れ
原典を忠実にアップロードしているサイト。当ページのものは、これを改変して掲載しています。
http://haetarou.web.fc2.com/secret/MizunoWarai/MizunoWarai.html
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追記 2 ( 2007.6.26 )
医療と介護を混同しているという意見をいただきました。
現在でも、例えば意識障害になって在宅で医療と介護を受けるようになった場合、家族の誰かがほぼ毎日 24 時間、家を離れられなくなります。1 日のうちの何十分かの外出や、たまの数日のショートステイ以外は。たとえば認知症になって徘徊する高齢者が病気も抱えていた場合、家族はどれだけ大変でしょうか。
これまでは、療養病床に入院できていたものが、だんだんとできなくなり、2006 年の診療報酬改定では、療養病床は経済的締め付けにより、その減少に拍車がかかりました。いわゆる医療難民です。
療養病床の削減 ( 医療型は削減、介護型は廃止 ) とともに、急性期病床の削減もリンクしてきます。医学的に入院が必要になったときも、家族が在宅で診れなくなって入院が必要になったときも、それが叶わない時代になりました。
そしてこの制度が始まったら、在宅での終末期医療がキーワードです。
後期高齢者医療制度は、厚生労働省が現在導入を進めようとしている総合医、総合診療科とリンクしています。地域で限られた数の総合医が、高齢者の医療も在宅医療で、そして在宅で最期を看取ることを制度化することも内包しているのです。最期を迎えるまでの期間、それが数週間か、数ヶ月か、介護だけでなく医療も必要な期間、それを自宅で過ごさなければならなくなるのです。
いよいよ最期を迎える数日間、自分の親の今際の時の苦しみを見て、病院で診て欲しいと思っても、受け入れられない時代が来るのです。最期の時、それが映画のワンシーンのように美しい情景であることは、そんなに多くはありません。
----------
追記 3 ( 2007.6.28 )
その後、TB pin を送らせて頂いた医療関係者以外の方
いざわ京子活動報告 ( 自由民主党衆議院議員 )
http://blogsv.digital-r.com/izawakyoko/
動く!年金危機突破「利益確保チーム」
http://blogsv.digital-r.com/izawakyoko/2007/06/post_224.html
社会保障の三本柱、年金、福祉、医療の、年金と医療が崩れてきています。この記事中の葉梨衆議院議員は医療にも関係が深い方です ( 親族に医師 )。
石原ひろたかのブログ ( 自由民主党衆議院議員 )
http://hirotaka-ishihara.cocolog-nifty.com/blog/
丸川珠代さん朝夕の街頭演説をスタート
http://hirotaka-ishihara.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_ba26.html
丸川珠代さんもご両親が医師。石原さんも丸川さんも医療の問題に理解を深めて頂きたいです。
保坂展人のどこどこ日記 ( 社会民主党衆議院議員 )
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto
「旧台帳廃棄」で社保庁長官に抗議文を手渡す
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/83797f46f4c0ea6e950aa67acd88392f
保坂展人さんは社会福祉に関心が高い方と伺っています。連合東京出身でしたでしょうか。連合は経済界と一緒になって日本の医療を破壊するベクトルを持っているように感じますが。現政権の医療政策をよくご理解頂きたいです。
衆議院議員 土屋正忠のブログにようこそ! ( 自由民主党衆議院議員 )
http://blog.livedoor.jp/shugiin08846/
保坂さんぞう 丸川珠代 抱負を語る
http://blog.livedoor.jp/shugiin08846/archives/51280234.html
丸川珠代さんとともに、年金にも医療にも御理解を深めて頂きたいです。
衆議院議員 原田義昭 Blog ( 自由民主党衆議院議員 )
http://www.election.ne.jp/10375/
年金問題の本質
http://www.election.ne.jp/10375/22461.shtml
技術的トラブルに過ぎないとおっしゃっておいでですが、社会保障の根幹を揺るがす大問題ですね。医療崩壊とともに、年金も実は賦課方式になって以来、崩壊は予定されていたといえるでしょう。
参議院議員 円より子 Blog ( 民主党参議院議員 )
http://www.election.ne.jp/10017/
「女性のための政治スクール」13期生募集!
http://www.election.ne.jp/10017/22591.shtml
厚生労働委員会筆頭理事で、「格差社会が広がっている分野として、医療、年金、教育、雇用、子育て支援などの専門家を招き、その解決へのアプローチを一緒に考えていきます。」ということです。医療へのご理解を深めて頂きたいです。
山本一太の「気分はいつも直滑降」 ( 自由民主党参議院議員 )
http://blog.so-net.ne.jp/ichita/
これからも安倍首相を応援する!!
http://blog.so-net.ne.jp/ichita/2007-06-21-1
小泉改革のスポークスマンと申し上げてよいでしょう。安部政権を担いでアメリカ型医療の輝ける未来へ直滑降ですかね。
世耕日記 ( 自由民主党参議院議員 )
http://blog.goo.ne.jp/newseko/
6月26日(火)
http://blog.goo.ne.jp/newseko/e/f92053398bb51680b5d86bc9b51dcb88
お忙しそうですが、記事に必ず出てくる美しい国、再チャレンジ、この二言が大切です。世を耕して新自由主義による日本の発展を目指すのです。
「はたともこ日記」ブログ ( 民主党参議院比例区候補 )
http://blog.goo.ne.jp/hatatomoko1966826
約束
http://blog.goo.ne.jp/hatatomoko1966826/e/4be9f48a3f502a5757c18243862349fd
薬剤師かつケアマネージャーなら、もっと勉強してください (^_^)
青木 愛のブログ ( 民主党参議院比例区候補 )
http://aoki-ai.cocolog-nifty.com/blog/
ウソつき!
http://aoki-ai.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_06a0.html
保育士さんでいらっしゃいます。保育所問題の解決は女性医師の労働にプラスになる要素ですね。
とくらBlog ( とくらたかこ 民主党参議院山口選挙区候補 )
http://ttokura.exblog.jp/
エンターテインメント国家 を実感
http://ttokura.exblog.jp/d2007-06-29
市民運動家の方の様です。
道標主人 | 2007-06-28 10:56 | 医療、社会保障, 医療崩壊, 経済・政治・国際 | 固定リンク | コメント (25) | トラックバック (9) | Top
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75 歳を迎えられるみなさまへ
来年 4 月から現実になろうとしています
医療費の歯止めは 必要ですが
これで いいのでしょうか? [続きを読む]
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過ぎ去った「昨日」と違い、「明日」は創ることができる。
創るための「今日」があるハズ。
一方で、「今日」と「明日」の因果関係は複雑。
知らず知らず、「明日」を形作ってしまうことも。
だからこそ、「明日」をわかりやすく語る姿勢は素晴らしいと思う。
わかりやすく語るからこそ、
誤解
批判
悪用
されることも多いだろうが、にも関わらず言い放つ勇気。
明日を語る姿勢の素朴な美しさに触れることができたブログをご紹介。
道標 Guideboard:75 歳を迎... [続きを読む]
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» 「後期高齢者医療制度」・・・75 歳を迎えられるみなさまへ トラックバック わんばらんす
■自公打倒のために / 2007年参議院選挙
人気ブログランキング 追い込みです。よろしくお願いします!^^
無謀にも・・・「政治カテゴリー」にお引越ししました。
おかげさまでじわじわと上がってきました... [続きを読む]
受信: 2007/06/26 9:12:42
» 75歳を迎えるみなさまへ 〜新内閣誕生に捧ぐ〜 トラックバック 蒼い森の備忘録
後期高齢者医療制度をご存知ですか?来年4月から導入が決まっている制度です。後期高齢者(75歳以上)は現在加入している国保や健保を脱退させられ、後期高齢者だけの独立保険に組み入れられます。以下のようなことが、現実になるかも知れません。 道標 75歳を...... [続きを読む]
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» 姥捨て山 復活?? 「長生きするなってことですね」 トラックバック al dente アル・デンテ
夕べのニュースステーションで、国保の保険料を払えない人のドキュメンタリー番組が放送されました。 これは、古館さんの解説の中で、国保のお話とあわせてチラッと出て来た来年4月から実施される新しい医療制度のお話です。 こんなひどい話ってあるでしょうか。
お医者さんにも行けないのですか?
長生きしたらいけないのですか?
もう人間としては見てくれないのですか?
はい。 そう思われても仕方がありませんね。
75歳を過ぎたら今までの健康保険証は返して頂きま... [続きを読む]
受信: 2007/09/06 0:29:58
» [医療][当直雑感][政治]後期高齢者医療制度〜「75 歳を迎えられるみなさまへ」と「定年退食」 トラックバック エレキも医療も整備しなきゃ。
以前から気にはなっていたんですが、いつもおジャマしとります、「東京日和@元勤務医の日々」、「変わり行く日本の高齢者医療」を見てまた思い出しました。 最近話題になっていたのに、マスコミが注目すべきところを間違っているから、国民が全く知らないうちに始まっ... [続きを読む]
受信: 2007/09/11 6:59:37
コメント
先生、北のCOSMOSです。
TBをありがとうございます。
今度の参議院選挙は、大変重要だと思います。
微力を尽くしたいと思います。
これからも宜しくお願いします。
投稿 北のCOSMOS | 2007/06/20 11:44:10
北のCOSMOS先生
こんにちは、コメント有り難うございます。
こちらこそ、よろしくお願い申し上げます。
来年 4 月が恐ろしいです .....
投稿 道標主人 | 2007/06/20 14:35:43
TBありがとうございました。
とりあえず、試験的に自民党系の議員と厚労省のOBだけ、この制度を取り入れると良いと思いますけどね。
投稿 Dr. I | 2007/06/20 22:56:46
Dr. I 先生
こんばんは、コメント有り難うございます。
おっしゃって頂きますように、まずはお偉い方々から、何事も現実を体験して頂きたいものです。自分たちが逃げる算段はできているのでしょう。
ですが後期高齢者医療制度は決定していて、もはや秋の予算審議でその内容を詰めるだけです。政権がそのままなら。
投稿 道標主人 | 2007/06/20 23:48:04
よく拝見させて頂く
大和ごころ。ときどきその他
http://ameblo.jp/shionos
にトラックバックをさせて頂きましたら、
早速記事に取り上げてくださいました。
http://ameblo.jp/shionos/entry-10037275364.html
執筆者 shionos 様に御礼申し上げるにもアクセス手段がありませんので、
こちらで御礼申し上げます。
いつかご覧くださる機会がありましたらですが、
このコメント欄での御礼で失礼させて頂きたいと存じます。
投稿 道標主人 | 2007/06/21 0:13:05
いつも拝見しております。やはり具体的にアクションを起こすしかないですね。日本医師会もいつまでも負け戦にならないためにも、武見さんの代わりに、医師会長とかキーパーソンになるような人を国政に送る必要性を検討してほしいです。
ということで、あと一ヶ月ちょい。いろいろと考えさせられる記事でした、会社の同僚にも見せたり、ブログに転載させていただいちゃいました。今後ともよろしくお願いします。
投稿 skyteam | 2007/06/21 10:12:57
管理人様 こんにちは
いつも為になるエントリを拝見させていただいております。
たいへん気になる記事でしたので、取り急ぎ取り上げさせていただきました。
トラックバックが上手くいかず、お知らせすることができませんでした。
ご挨拶が遅れて申し訳ございません。
たいへん心配な世の中ですが、一人でも多くの方がこの現実を冷静に見つめることができるようになれば、少しは変わるかもしれませんね。
これからも宜しくお願いしますm(_ _)m
投稿 shionos | 2007/06/21 10:33:02
はじめまして。こんにちは。
いつもブログで勉強させてもらっています。
この制度も一旦成立してしまったら、例えば70歳からと必ず数年後に改悪が行われてしまうのでしょうね。
これからも宜しくお願いします。
投稿 HDsurgery | 2007/06/21 17:09:56
skyteam 様
こんばんは、コメント有り難うございます。
日医の対政治、対マスコミ戦略は何ともお寒いです。私たちは草の根ゲリラ戦のように情報を世に伝えていかなければと思います。
shionos 様
こんばんは、ご来訪有り難うございます。
パワフルに記事を書き続けていらっしゃるのをいつも拝見させて頂いています。
こちらこそ、よろしくお願い申し上げます。
HDsurgery 様
政権党、政策の基本路線が変わらなければ、医療を代表に社会保障は縮小して行く政策です。この制度はもう法制度として準備ができています。どうなることやら ..... だいぶ悲観的になっていますが、それまでに伝えられることは伝えておかなければ、です。
こちらこそ、よろしくお願い申し上げます。
投稿 道標主人 | 2007/06/21 23:41:46
はじめまして。TBありがとうございました。
本当に、どうなるのでしょうね、日本は・・・。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
投稿 春野ことり | 2007/06/21 23:43:21
春のことり様
ご来訪、コメント有り難うございます。
こちらこそよろしくお願い申し上げます。
投稿 道標主人 | 2007/06/22 12:35:49
こんにちは。
こんな制度が去年決まっていたなんて全然知りませんでした。
勉強不足です・・・
投稿 lazist | 2007/06/23 16:30:33
はじめまして。
トラックバックをさせていただきました。
全く知らなかったです。
いつも選挙には行きますが、今度も必ず意思表示をしたいと思います。
投稿 たかひろ | 2007/06/23 22:02:27
lazist 様
こんにちは、コメント有り難うございます。
2002 年に小泉内閣によって医療政策は医療費削減に舵を切られましたが、2003 年には来年 2008 年の高齢者医療制度の改革の素地ができていた様です。
-----
2005 年にはその概要、「医療崩壊の地獄の扉」が 2008 年に開くこと、が決まりました。そして、2011 年までの 3 年間で締め付ける政策です。
医療は、保険金融業界と IT 業界の利権の草狩り場となり、その利益の源は国民の生命、健康なのです ..... 多分こうなりそうだと思って、恐れているのです。
投稿 道標主人 | 2007/06/24 0:03:58
たかひろ 様
TB 有り難うございます。ココログのトラックバックシステムは時々うまくいかないことがある様です。
-----
2008 年の医療改革の目玉は後期高齢者医療制度ですが、それと同時進行の社会保障への締め付け政策によって、公的医療保険による医療は、全般において、受ける側も行う側も、大きな混乱に見舞われる恐れがあるのです。
政権が変わっても自民党政権である限り、この路線は粛々と進められます。新自由主義の流れと米国政財界からの圧力の流れです。民主党の医療政策も心もとないのですが、政権が変わればその流れに何か変化が生じるかもしれないと、かすかな望みを持つことも許されるでしょう。
投稿 道標主人 | 2007/06/24 0:12:11
こんにちわ。やっときました。教えていただきましてありがとうございました。現在、後期高齢者医療への流れをとめるべく努めている人はいらっしゃるのでしょうか?
投稿 ななつのひとつ | 2007/08/13 17:51:23
ななつのひとつ様
こんにちは、ご来訪有り難うございます。
後期高齢者医療制度は、もう既に法改正などの手続きすべてが終わっていて、あとは予算編成だけです。国庫、国民が負担する保険料、保険組合などが拠出する拠出金、診療報酬の削減、それぞれをどれだけの実額で行うかの議論と調整が進んでいます。それも年内にはほとんど済んで来年はじめの国会で決まります。
この制度に根幹部分から反対しているのは、政党としては共産党でしょうか。他の弱小野党はこの問題にまで知恵と労力が回っていないようです。民主党は現在、この制度に明確に反対はしていない様です。年金社保庁問題に主軸を置いている様ですね。
せめて制度変更をソフトランディングさせるくらいしか、可能性は残っていないのです。そのためには自民党内で社会保障費削減の強硬路線を曲げさせる、すなわち揺さぶりが必要なのです。先の参議院議員選挙の結果は、多少の揺さぶりにはなりそうですが。
財務省関連では、社会保障費 2,200 億円の削減が閣議決定 ( 骨太 ) で既に決まっていますが、そのうち、年金と福祉は削れないので大部分を医療で削るのです。この 2,200 という数字が、先週来の議論に上っている様です。閣議決定による削減幅を、来年度にいくらかでも先送りにするかどうかです。
厚労省関連では、医療へのアクセス制限、すなわち総合医制度を敷いて専門医療、病院医療へのアクセスをどの範囲まで制限するかと、診療報酬をどの範囲まで包括化して低廉粗悪医療の範囲をどこまで広げるかの議論が進んでいます。総合医制度によるアクセス制限は来年春に間に合わなさそうになってきましたが、包括化は官僚の胸先三寸で決めることができます。
投稿 道標主人 | 2007/08/14 10:38:30
管理人様、はじめまして。
いつも読ませていただいております。
選挙の結果は出てしまいましたが、良い方向に行くようにはどうしても思えないのです。
場違いな拙ブログですが、一人でも多くの方にこの制度について知って頂きたいと思い、記事を書きましたので、トラックバックさせていただきました。
突然の書き込み、トラックバック、失礼しました。
投稿 淡紫 | 2007/08/28 22:35:48
はじめまして。
大変な世の中になってきましたね。
私の記事の中にこのお話をお借りしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
投稿 duo | 2007/09/05 23:51:06
淡紫様
はじめまして。コメント、TB 有り難うございます。棄老政策の実像は、まだほとんど知られていませんね。
duo様
はじめまして。ご紹介くださいまして、有り難うございます。あと半年少々で現出する世界ですが、あまり人々の間に危機感が無いですね。ほとんど誰もが気付かないうちに、恐怖とも言うべき政策が静かに進行していくのです。
世間は今、年金問題と政治と金の問題ばかりですが、このことについても少しでも情報が広まって欲しいと思います。
----------
保険料が個人単位で年金天引き、専門医療機関へのアクセス制限が制度の要点のようですが、確実に国民を締め付けるものは、そのうちの保険料が個人単位の負担になることです。高齢者の家計を確実に圧迫するものです。
施設医療 ( 入院医療 ) が制限されるケースも、他の政策との相乗効果で増えてくるでしょう。
健康な若い人たちには全く実感できないことだと思いますが、私たちにはその新しい世界の姿がイメージできるのです。
投稿 道標主人 | 2007/09/09 0:54:28
おじゃまいたします。コメントありがとうございました。
本来ならばもっと周知されるべき政策なのですが、今は特に政治が混乱しているため、それどころではないといった様子。気付いてからでは遅いのですが、これからの日本、大丈夫なのでしょうか。非常に心配です。
これからもよろしくお願いいたします。
投稿 mosriteowner | 2007/09/18 8:58:35
mosriteowner 様
こちらまでおいで下さいまして、有り難うございます。
----------
ここ数日、福田自民党総裁候補が高齢者負担見直しを口にしたことと、自民党から後期高齢者医療制度のうち、高齢者自己負担部分の負担増を凍結する法案提出の動きがあります。
上記で私が危惧した二点のうち、高齢者の負担増は、ある程度避けられるのかも知れません。しかし、それは財政均衡という前提が崩れないままなら、どこかで医療費支出を削らなければなりません。
舛添厚労相は留任を求める声が参議院自民党から出ていますので、留任の可能性が高いでしょう。舛添大臣は、自民党厚労族とは異なり、元々は経済界の意向を汲んだ姿勢を採っていますので、財政均衡のまま、組合健保からの財政負担を避ける政策を採る可能性が高い。
そうしますと、診療所の初再診料引き下げで財源を出す可能性が高いです。2,200 億円の削減のうち、1,000 億円を薬価、特にジェネリック拡大で捻出する予定ですから、のこり約 1,000 億円を診療所から吸い上げなければなりません。
後期高齢者医療制度での在宅医療の主治医、総合医をどう財政的に位置づけるかは決まっていませんが、その優遇策を採るとしましたら、マイナー診療科の診療所はかなりの減収になるでしょう。
医師確保や、病院の診療報酬を上げる、僻地医療に財源を割くとなりますと、さらに診療所を減収に持っていって潰す政策を採ることになります。
かといって病院勤務医の待遇を、労働条件も賃金も、普通の勤労者なみにしようとしましたら、医療機関をどれだけ集約化して潰さなければならないか、どれだけの財源を出せばよいか、それを 10 年と言わず長期に支出し続けなければならず、まず奴隷的労働がよくなることはありません。
開業医に逃げたくても勤務医を辞めることができない、鎖の政策を考えつくのは、簡単なことです。
投稿 道標主人 | 2007/09/21 20:52:23
ところで、もうお読みになっていただいたようですが。
改めて、お礼を。
ところで、話は変わるのですが。
おかげさまで、先日お願いした無料レポート
「医者のホンネが丸わかり!(改)」
http://www.gekizou.biz/report.php?aid=1971&cid=9539
が完成しました。
自分で言うのもなんですが、たくさんの方の
ブログが紹介できて、良いレポートになったと思います。
本当にありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い致します。
投稿 Dr. I | 2007/09/26 21:10:21
Dr. I 先生、こちらこそ、過分なご紹介を頂きまして有り難うございます。
もう間もなく後期高齢者医療の高齢者負担増の実額と主治医制によるアクセス制限が姿を現すでしょう。あるいは高齢者負担増を凍結すれば、どこかで削って均衡を図るはずです。
それがわかったら、ここの記事も更新していこうと思っています。またよろしくお願い申し上げます。
投稿 道標主人 | 2007/09/27 19:30:50
後期高齢者医療制度での保険金の個人負担平均 74,000 円 / 年、最高 50 万円 / 年と決まっています。
関連情報の追加です。
あの尾鷲市の市会議員さんのブログからの情報では、実際にはそれより高額になる自治体が出ることが想定されています。政府は平均値を出しただけで、実額どれくらいの負担増になるかはぼかしたままです。
その負担増を、診療報酬の財政均衡、すなわちどこかを削るということで打ち消そうというのが、現在政府与党で検討されている所です。
自治体からの財政支出も検討せよというのがこの議員さんの考えのようです。
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尾鷲市議会議員 北村道生の日々の活動や思いを綴る雑記帳
http://michio1027.exblog.jp/
後期高齢者医療制度の保険料が大変になりそうです
2007年 09月 16日
http://michio1027.exblog.jp/6160147
来年4月から発足する後期高齢者医療制度、三重県後期高齢者医療広域連合が、いよいよ9月から条例の検討と保険料率の検討に入ります。
保険料については、厚生労働省の試算平均年額74、000円としてきました。
ところが、東京都後期高齢者広域連合の保険料の試算では、現行の国民健康保険料の1.3倍から2.1倍にもなる自治体が出ると示唆しています。
試算では、広域連合間の所得格差を調整するための国の補助金(調整交付金)の割合を変えるなど、いくつかの想定を示して算定しています。それによると、平均保険料は、最高(調整交付金が30%交付されると想定したケース)で年額で155,000円に及び、最低(同満額交付)でも年額96,000円となるとしています。
この保険料額は、厚生労働省の試算年額を大幅に上回るものです。
しかも後期高齢者医療制度では、年金額月15,000円以上の人は年金から保険料が天引きされる仕組みですから、すでに実施されている介護保険料と合わせ、二重に引かれることも大きな負担となります。
三重県後期高齢者医療広域連合議会では、わたしが一般質問で要求した、「保険料の決定は高齢者の生活実態に見合う保険料となるよう」と言う方向で、なんとしても市長に頑張ってほしいものです。
投稿 道標主人 | 2007/09/29 21:45:24