勝ち組負け組 / 番外
キーワード
リゾートトラスト、ハイメディック、東大病院、会員制、倶楽部
珍しいお客様においでいただけた。
リゾートトラスト株式会社からわざわざお出まし下さったようだ。折角だから、記念に残させて頂くことにする。
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努力をするから勝ち組になり、努力を怠るから負け組みになるのではありませんか?格差は悪いことですか?格差=努力の格差ではないですか?努力をした者と怠った者とが同等に評価されたのでは、その方がむしろおかしくはないですか?
貧乏になりたくなければつべこべ言わずに努力すればよいのです。それを怠る人間はニートにでもフリーターにでもなって、果ては野垂れ死ねばよいのです。
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全国にリゾート型ホテル事業を展開している、立派な会社だ。金持ちしか相手にしないし、「格式」が高い。東京大学と連携した医療事業を行う株式会社ハイメディックが傘下にあり、東大病院22世紀医療センター内にハイメディック・東大病院を開設している。名古屋大学、John Hopkins University、兵庫県立粒子線医療センターとの連携もあるようだ。
以前にも触れたように、東京大学は、全学を挙げて、政財官界一体の営利事業の一翼を担っているのだ。
» 自由主義医療経済 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/09/post_666c.html
もともとは、大学東校、帝国大学として、大日本帝国発展の礎となるために生まれた官立大学。21 世紀になって、22 世紀の未来の日本の発展のために、原点に立ち返ったということなのだろう。
関連企業の株式会社メディカルチェックは複数の医療機関を傘下に従えている。そのウェブサイト上の健康コラムの最新号は、腰痛についてだが、解説は鍼灸師の手による。
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医療を商品、サービス、自由主義経済と考える人たちと、医療は社会保障、社会資本、公共財と考える人たちがいて、この二つの考え方は、交じることはない。
日本は、政府、財界を挙げて、医療を自由主義経済に組み込もうとしている。国の経済発展の一翼を担う潜在力を秘めた医療。経済の発展、医療産業の発展ために、社会主義ではなく、自由主義、資本主義で行こうとしているのだ。
その発展の原資は、国民の生命や健康なのだ。それを金に換えて、という意味でである。金のある人は、より健康に、そしてより金持ちに。Winner-take-all の社会である。お金を国民の健康と福祉にかけて、国民全体の活力を底上げしようという考え方ではない。
勝者のためだけの社会は、しかし、不安定な社会でもある。社会の安全装置には、多額の費用を要するようになる。防犯、治安、社会保障、公衆衛生、様々な分野の安全装置に要する費用は、増大するのだが、winner になろうとする方々は、それもまた、お望みなのだろう。
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私は、何も共産主義国家になれとか、原始集落の時代に戻れと言っているのではない。勝ち組の人たちは、負け組の人たちを騙してでも勝ち組たらんとしている。2005 年 9 月の衆議院選挙がよい例だ。
» 情報戦略 2 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/11/_2_154e.html
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以下のブログでのコメント欄、Forsterstrasse 氏のコメントから引用する。
訴訟再検証の意味は ( 新小児科医のつぶやき )
大衆というものは馬鹿のようでいて、正しい情報を与えれば意外と間違えないからだ。ただし、正しい情報を与えればの話だ。情報を操作すれば彼らは実に簡単に誘導される。だから正しい情報は重要なのだ。
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結果の公平は要らない。ルールの不公平が問題だと思う。立花隆氏が、一部のウハウハ階級がさらにウハウハできるスキームと呼ぶものも、これと同次元のものだ。
» 御手洗冨士夫キヤノン会長 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/11/post_4cb7.html
» 小泉の奢り / 財界の勝ち http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/05/__5f9e.html
» 小泉の奢り / 福井日銀総裁資料 7 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/07/_7_3f90.html
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福井総裁「利殖の構図」村上ファンド事件とは何か - 立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」 2006.6.28
周辺部ではリストラされたホームレスたちが力なくうごめき、国民の大半はゼロ金利とデフレ経済でエネルギーをすり減らす日々を送っているというのに、中心部には大儲けしてウハウハしている一握りの人々がいて、その連中はみんなつるんでいた。
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ル・マン やノルディックスキーでも、ヨーロッパの選手、チームに有利になるように、日本人に不利になるように、ルールが改定されるという例を思い浮かべる人もいるだろう。この例が適切でないのは、負け組の本家が、外様に勝つためにルール改定をしていることにある。Winner-take-all のための winner 自身の手によるルール改定とは異なる。
ルールの不公平を克服する努力までを、負け組は、背負わされる。
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前記事、過去記事
勝ち組負け組 5 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/11/_5_9c84.html
自由主義医療経済 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/09/post_666c.html
道標主人 | 2006-11-25 21:21 | 医療、社会保障 | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (2) | Top
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コメント
はじめまして、おじゃまします。
おっしゃるとおり、最近の「経済界首脳」は極端に近視眼的になっていると思います。「活力につながる限り格差は望ましい」なる発言をした人物もいるようですが、これは「転落を恐れて社員がなんでもやるぐらい底辺層は惨めであるべきだ」と言うことでしょう。これでは、金のためなら何でもやると言う話ですから、モラルの崩壊は早いですし、その影響もどんどん現れると思います。
大手電機メーカーの松下をみても、売れればよいと言う態度でマイナスイオン製品などを出したり、一太郎訴訟で大恥をかいたりなど、技術を売りとすべきメーカーとしてあるまじきことになっています。勝ち組になりさえすれば格差社会の弊害から逃れられると思っているとすれば非常に甘いです>リゾートトラスト株式会社の人
投稿 と | 2006/11/26 8:29:05
近視眼的な立場だけに立てば
(自分の生きている間だけ良ければいいなら)
勝ち組になりさえすれば、
格差社会の弊害から逃れられる。
は正解でしょうね。
私は自分が高い道徳心を持っているとは思いませんが、
某CFOよりは、マシだと自負しています。
もっと肝の座った人に、経済を任せたい。
そして経済的に豊かな社会の実現と同時か少し遅れて、
教育を任せたい。
モラルが混乱している(ように見える)今日、
教育や道徳がもっと前面に出しても良いのではないかと思いますが、
即効性がないために、そこには議論が向きませんね。
個人レベルで今日明日にも必要なのは、
健康、ついで金、その次に道徳とされているのが悲しいです。
投稿 地方内科大学院生 | 2006/11/26 12:08:17
努力した者が成功するとは、限りませんが。
成功した人は、皆努力している。
それは間違いないとは思います。
しかし、「努力をするから勝ち組になり、努力を怠るから負け組みになる」
というのは、勝ち組の理屈だと思います。
結局世の中、力や金のある人が自分たちの良いようにルールを作って。
それが正しいというように、マスコミを誘導しているので。
一般の人達が、もっと賢くなって、正しい知識を身につけて搾取されないようになるしかないのではないでしょうか。
投稿 Dr. I | 2006/11/26 16:28:29
と様、地方内科大学院生様、 Dr. I 様
コメント有り難うございます。
勝者の論理だけの社会は、何か禍々しいものに感じてしまいます。
人類が言葉と道具を持つようになって数千年、あるいは数万年。勝者の論理だけでは、安定した社会を維持できないことは、何度も歴史上で学習して来たはずだと思います。
野生動物ではない、人間なのだから、知恵を働かせ工夫をこらしたいものだと思います。
投稿 道標主人 | 2006/11/27 23:50:13