勝ち組負け組 5
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景気回復、不況、ワーキングプア、リストラ
景気回復が続いているというが、一部の勝ち組企業の増収増益ばかりが目につくだけで、国民の大多数には実感が伴わない。
格差は広がりつつある。日本のいろんな場所、いろんな局面で。
自由な競争と努力した者が報われる社会。活力ある経済のためには必要なことだが、それが行き過ぎ、winner-take-all となってしまうと、ごく一部の勝ち組と大多数の負け組となり、社会は不安定になってしまう。総中流社会は、資本主義でありながら世界で最も成功した社会主義国家とも揶揄された、日本の、言うなれば、よき時代だった。
国民全体で知恵を出し合い、我慢するところを我慢し、社会主義的な国のあり方を維持している国々、北欧諸国やフランスに、ちがいは種々あれども、米国とは反対の社会のあり方を、それらの国民は選択しているのだ。
日本は急速に米国化しつつある。特に、医療にその変化の大きさを見ることができる。
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asahi.com 2006.11.20
みずほ、過去最高益 三菱UFJも高水準 中間決算
大手銀行グループの06年9月中間連結決算の発表が20日から始まった。みずほフィナンシャルグループは、当期利益が前年同期比15.9%増の3923億円と中間段階で前年に続き過去最高を更新。三菱UFJフィナンシャル・グループの当期利益は同28.7%減だったが、5072億円とみずほを上回る水準を維持した。
中日新聞 2006.11.23
大手6行の最終益約1兆7千億円
9月中間、4行が過去最高更新
大手銀行6グループの2006年9月中間連結決算が22日出そろった。最終利益の合計は1兆7352億円と前年同期を約60億円上回り、中間決算としては2年連続で最大となった。
みずほフィナンシャルグループ、りそなホールディングスなど、4グループが最高益を更新。景気拡大に伴い、不良債権処理に備えて積んだ貸倒引当金の取り崩しが続き、利益を押し上げた。だが金利収入などの本業は振るわなかった。07年3月期の利益見通しは計2兆9600億円と過去最高だった前期に迫る勢いだ。三菱UFJ、みずほ、三井住友の上位3グループは増配を表明。
asahi.com 2006.11.20
主要企業の夏のボーナス、2.94%増 厚労省まとめ
厚生労働省が20日発表した主要378社の今夏のボーナスの妥結状況によると、平均額で84万1817円で前年より2504円増えた。前年と比較が可能な295社では2.94%増となり、4年連続で前年を上回った。
神戸新聞 2006.11.23
リストラ景気? 「いざなぎ」超え、戦後最長
大田弘子経済財政担当相は二十二日、景気拡大局面が続いているとの認識を示す十一月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。二〇〇二年二月に始まった景気拡大は戦後最長の五十八カ月となり、「いざなぎ景気」(一九六五年十一月-七〇年七月、五十七カ月)を超えた。兵庫県内でも重厚長大産業が景気をけん引したが、一方で景気の拡大期間中の現金給与は前年から横ばいかマイナス。生活実感とは離れた「いざなぎ超え」となった。
神戸新聞 2006.11.23
「給料は不況」「今がどん底」 庶民ため息
いざなぎ景気を超え、戦後最長となった景気拡大。超えたのは長さだけで、「景気拡大ってどこの話?」というのが庶民の実感だ。正社員の求人の伸びは鈍く、パートや派遣などに置き換える動きは収束しそうにない。高額のマンションや車が売り上げを伸ばす一方、個人消費全体は冷え込んだままで、地方の商店街やスーパーでは売り上げが伸びない。「今後、企業の好調さが家計に波及する」と政府は言うが、さて。
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二〇〇三年度以降、兵庫県内の有効求人数は毎年10%を超える伸びを示すが、新規求人の30%強はパート。製造現場では派遣や請負が増えており、シンクタンクのひょうご経済研究所(神戸市)は「今回の景気回復はまさに『非正社員依存型』」と指摘する。
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家計への波及がほとんどないため、個人消費は依然低調だ。姫路市で貸衣装店を営む今津和裕さんは(56)は「大企業はともかく、個人商店への恩恵はゼロ。周囲の商店主からも景気のいい話は全く聞こえてこないよ」という。
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勝ち組は、自らをさらに勝ち組にする政策を採る。Winner-take-all の傾向がより強くなる。それを政府が後押しする。かつては自民党税調が経済界を代弁していたのに、今は政府内閣自らが経済界の代理人だ。
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asahi.com 2006.11.21
経済同友会の北城代表幹事、法人税の実効税率35%に
経済同友会の北城恪太郎代表幹事は21日の記者会見で、法人税の実効税率(現行の標準税率で39・54%)を35%へ引き下げるべきだ、との考えを示した。日本経団連は30%への引き下げを求めているが、同友会は財政再建を優先させるため、当面は約5%幅の引き下げでも容認する姿勢だ。
asahi.com 2006.11.20
法人税下げ、明記を検討 政府税調07年度答申
政府税制調査会(会長・本間正明阪大教授)が、法人税率を引き下げる必要性について、12月にまとめる07年度税制改正答申に明記する方向で検討していることが20日、わかった。
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日本経団連の御手洗冨士夫会長は今月13日、地方税分を含む39.54%(標準税率)の法人実効税率を「(アジアや欧州並みの)30%をめどに考えるべきだ」と述べた。法人税率を10%引き下げることで、減価償却の見直しによる減税のほかに4兆円を上回る規模の企業減税の実施を要望したものだ。
asahi.com 2006.11.20
政府税調、調査・分析の専門チーム創設へ
従来、税についての調査や、税制改革の企画・立案は主に財務省主税局が手がけてきた。政府税調幹部は「新チームでは、財務省とも十分協力していきたい」との意向だが、財務省がほぼ独占してきた機能を、政府税調が一部代替できる形になる。
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経済同友会が、経団連と少しスタンスが違うことに気付く。ホワイトカラーエグゼンプションについて、強力に推進している経団連と反対なのだ。日本のかつての良識ある経営者、という感じだ。経団連は、欲の皮が張りすぎているのではないか。
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asahi.com 2006.11.21
ホワイトカラー・エグゼンプションに反対 経済同友会
一定の年収以上の会社員を労働時間規制の対象から外す「ホワイトカラー・エグゼンプション」について、経済同友会は21日、「年収を基準にするのはおかしい」と批判し、来年の国会での法改正は見送るべきだとする意見書を発表した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/経済同友会
経済同友会
日本経団連、日本商工会議所と並ぶ、「経済三団体」の一つ。企業経営者が個人の資格で参加し、国内外の経済社会の諸問題について、一企業や特定業界の利害にとらわれない立場から自由に議論し、見解を社会に提言することを特色とする。
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以下、参考資料、過去記事
勝ち組負け組 5 資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/11/_5__cae2.html
勝ち組負け組 5 資料 2 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/11/_5_2_dc00.html
勝ち組負け組 5 資料 3 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/11/_5_3_926c.html
勝ち組負け組 5 資料 4 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/11/_5_4_2c00.html
勝ち組負け組 4 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/10/_4_95fa.html
勝ち組負け組 4 資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/10/_4__0d5b.html
勝ち組負け組 3 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/09/_3_f031.html
勝ち組負け組 3 資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/09/_3__6394.html
勝ち組負け組 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/09/post_83df.html
勝ち組負け組資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/09/post_2bfc.html
小泉の奢り / 財界の勝ち http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/05/__5f9e.html
小泉の奢り / 財界の勝ち資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/05/_2_356d.html
逆風 / 裁量労働制 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/09/__51fd.html
逆風 / 裁量労働制資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/09/__8b66.html
逆風 / 裁量労働制 2 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/09/_2_208f.html
逆風 / 裁量労働制 2 資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/09/_2__190e.html
逆風 / 裁量労働制 3 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/09/_3_eda0.html
逆風 / 裁量労働制 3 資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/09/_3__4f87.html
逆風 / 裁量労働制 4 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/09/_4_30f4.html
逆風 / 裁量労働制 4 資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/09/_4__a96c.html
御手洗冨士夫キヤノン会長 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/11/post_4cb7.html
御手洗冨士夫キヤノン会長資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/11/post_6118.html
道標主人 | 2006-11-23 19:55 | 経済・政治・国際 | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0) | Top
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コメント
努力をするから勝ち組になり、努力を怠るから負け組みになるのではありませんか?格差は悪いことですか?格差=努力の格差ではないですか?努力をした者と怠った者とが同等に評価されたのでは、その方がむしろおかしくはないですか?
貧乏になりたくなければつべこべ言わずに努力すればよいのです。それを怠る人間はニートにでもフリーターにでもなって、果ては野垂れ死ねばよいのです。
投稿 CFO | 2006/11/25 15:24:24
ご意見有り難うございました。
投稿 道標主人 | 2006/11/27 23:44:07
だいぶ前のコメントに意見をさせていただきますが、格差=努力で、努力した分だけもらえる、という意見には賛同しますが、問題は本記事にあるとおり、勝者が全て持っていってしまう場合です。たとえば、勝者:敗者=6:4の努力量で競争した結果、勝者が勝ったとしても、ウィナーテイクオールだと、勝者が10:0で利益を持っていってしまいます。努力量に比例するなら、配当もまた6:4で支払われるべきなのに。そういった局面がいずれこのままでは到来してしまう、ということに警鐘を鳴らしているのがこの記事でしょう。事実このままでは日本の格差は急激に拡大し、いずれは勝者が自分に有利なルール(法律)をつくり、あまりに一方的な、競争とは名ばかりの体制を作ることになるでしょう。
CFOさんもまたそのようなことを言っていては、あなたよりも、才能も努力も豊かな人にすべて持っていかれますよ。そのように、野垂れ死にするのが納得ならその意見もまた潔いでしょうけれども。
投稿 面白いサイト見つけたっ | 2007/07/08 15:15:49
遅ればせながら、ご来訪、ご意見有り難うございます。
すでに勝者に有利な、立花隆氏風にいえば一部のウハウハ階層がよりウハウハできるスキームが構築されつつありますね。
殺伐とした競争だけの社会は、安定に欠け、共生社会に較べて社会の安全装置によりコストがかかってくるのです。
投稿 道標主人 | 2007/07/10 15:55:09