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2006年11月16日 (木)

逃散 / 兵庫県の危機 2

キーワード
心の僻地、兵庫県、但馬、豊岡、救急、医療崩壊、ドミノ倒し

1 軒の医療機関が機能を低下させられるか廃止される。そうすると、近隣の医療機関の負担が増え、また 1 軒の医療機関が機能低下に陥る。その悪循環がドミノ倒し現象。

兵庫県の日本海側の諸病院では、これまで大学医局による強制的人事、人員配置によって医師が確保されていた。これは全国どこの地方でも同じである。

その病院群の 1 カ所で一人医師が辞めて足りなくなる。元々日本の医療機関の医師定数は、実働に対して不足しているだけでなく、法定数に対してもギリギリか不足している。一人減るだけでその病院のキャパシティは持ちこたえる限界を超え、救急、専門医療などができなくなったり病床を削減しなければならなくなる。そうすると近隣の他の医療機関の負担が増える。

負担が増えたところでも、元々ぎりぎりでやっていたのだから、すぐに限界を超える。医師が一人でも病欠したり、退職したりすると、すぐにそこも機能低下を余儀なくされる。

兵庫県の日本海側では、全国各地で起こっているのと同じ現象が起き、新臨床研修制度がはじまって以来のたった 2 年間で次の新聞記事のようになってしまった。そしてドミノ倒しは県中央部に及んできているという。

しかし、阪神間で県立のフラッグシップの病院ですら、産科は無くなってしまった。

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神戸新聞但馬版 2006.11.16
救急急増「パンク状態」 適切利用呼び掛け 公立豊岡病院
「診療しないと症状が分からない場合もあるが、八割方は軽症で急を要しない患者。中には『時間内だと待たされるから』などと来る人もいる」と担当医師の一人。「多くの場合は後日、あらためて専門科で診察してもらうことになる。救急は本来、死ぬか生きるかを左右するところ。適切な利用に協力してほしい」と話している。

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この病院を崩壊させるか持ちこたえさせられるか。医師の定数を一気に倍にすることはできないだろうから、あとはそこに住む人々の受診行動が運命を決める。

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以下、参考資料

逃散 / 兵庫県の危機 2 資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/11/_2__02fb.html

道標主人 | 2006-11-16 20:35 | 医療、社会保障 | | コメント (0) | トラックバック (0) | Top

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