逃散 / 兵庫県の危機
キーワード
兵庫県、県立病院、負債、赤字、医師不足、医療崩壊
人口 500 万人、政令指定都市神戸を擁し、主要大学医学部の関連病院の多い兵庫県。
京都大学、大阪大学、神戸大学、岡山大学、京都府立医科大学、鳥取大学、兵庫医科大学 ..... これらの関連の第一級の病院が名前を連ねる。神戸市立中央市民病院、兵庫県立尼崎病院、関西労災病院、神戸赤十字病院 ..... それぞれがフラッグシッブたりうる病院なのだ。
兵庫県の県立病院には、山間部の柏原病院、淡路島の淡路病院といった地域医療を担う病院とともに、成人病センター、循環器病センター、こども病院などの政策的な病院もある。これら全部、赤字。
医師数の減少と外来患者数の減少だけしか経営の悪化要因が挙げられていないが、各病院にそれぞれの理由があるだろうし、全体で共通する要因としては医科診療報酬の減額改定が大きいはずだ。
山間部の病院なら、その地域にどれだけのアクセスとクオリティを提供する病院を置くか。それにどれだけのコストをかけるか。これも政策であり、その土地の人たちの考え方もあるだろう。ただし、都市から離れる距離とともに、医師の心は病院からも土地からも離れていきやすく、人の心も都市から離れているという要素に修飾される。詳しくは、過去記事を参照いただきたい。
» 逃散 / 心の僻地 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/04/post_7ee7.html
そして、阪神間のフラッグシップ、尼崎病院でも産科は閉鎖だ。京都大学の有力な関連病院であり、貝原俊民前知事のご子息はここで外科医をしていらっしゃったと伝え聞く。こういう所ですら、医師の心は病院や土地から離れていく。
» 逃散 17-2 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/09/_172_4d48.html
兵庫県は何か勤務医を遇する際の考え方を間違えているのではないか。
» 逃散 / 兵庫 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/09/__1d9f.html"
» 逃散 17 http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/08/_17_3ba7.html
政策的な病院は、経営が赤字なのは、現在の日本国の政策からは、致し方ない。そのかわり、高度で他で代替できない医療を県民の税金によって提供する機能を担っているはずなのだ。ところが一例を挙げると、成人病センターでは、癌の治療成績よりも経営改善が議論されていたと伝わっている。やはりなにか間違っていないだろうか。
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神戸新聞 2006.10.28
県立病院損失4年で4倍増 累積660億円 05年度兵庫県
兵庫県病院事業の二〇〇五年度の損失が約五十億円に上り、〇一年度に比べて四倍に増えていることが二十七日、分かった。累積欠損額は約六百六十億円に膨らんだ。一般会計からの繰り入れや内部留保の取り崩しで赤字転落は免れているが、〇六年度は診療報酬のマイナス改定などでさらに収益が悪化するとみられ、資金不足に陥る可能性もある。
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以下、参考資料
逃散 / 兵庫県の危機資料 http://sword.txt-nifty.com/library/2006/10/__a64c.html
道標主人 | 2006-10-29 20:21 | 医療、社会保障 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0) | Top
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